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OpenCore とmacOS の起動

前回までの作業ですべての準備が完了しました。
実際にOpenCore を経由してmacOS を起動していきます。

電源を投入したらoption (Alt)キーを押し続け、OpenCore アイコンのある EFI ブート エントリを選択します。 (Control キーを押したままにすると、これがデフォルトのブート エントリになります。)

Apple Startup Manager上でOpenCore Legacy Patcherのアイコン(EFI Boot)を選択している図
Apple Startup Manager

▼ OpenCoreのブートピッカーが立ち上がったら「Install macOS {OSName}」を選択します。({OSName}はインストールしたいmacOS のバージョンによって異なります。)

OpenCoreのブートピッカーで「Install macOS Sonoma」を選択している図
OpenCoreのブートピッカー

OCLP をビルドする際に、「verbose mode」を有効にすると画面に大量のテキストが表示されます。

▼ ここからは通常のインストール方法と同様です。

macOS Sonomaの起動画面

▼ 再起動後にmacOS のインストール画面に戻ってしまう場合にはOpenCore のブート ピッカーでインストールに使用したボリューム名、または「macOS Installer」というラベルのブート エントリーを選択して起動します。

OpenCoreのブートピッカーで3つの項目が表示されている図(右から「Install macOS Sonoma」、「macOS Installer」、「Macintosh HD - Data」が表示されており、中央の「macOS Installer」を選択している図

MacBookPro11,3をご利用の方の注意点

macOS Monterey 以降をMacBookPro11,3 にインストールする方は、ルートパッチがインストールされるまで、セーフモードで起動させる必要があります。macOS 12 Monterey 以降でNvidia Kepler アクセラレーションをされたため、dGPUがmacOSが読み込まれた時点で動作を停止し、iGPUに以後の処理を移行できず黒い画面で止まってしまうためです。

この問題を回避するにはセーフモードで立ち上げる必要があります。OpenCore のブート ピッカーでmacOS を選択する際にShift + Enter キーを長押しすることでセーフ モードで立ち上がります。