このガイドではOpenCore Legacy PatcherでmacOS のインストーラをダウンロードしてUSBメモリに起動可能なmacOS のインストーラを作成する方法を中心に紹介します。
用意するもの
macOS のインストーラ作成には16GB 以上のUSB メモリが必要です。
※ 一部環境では16GBの空き容量では足りないという報告もあります。新しくUSBメモリを要する場合には32GB以上の空き容量を持つUSBメモリを用意するとよいでしょう。
OpenCore Legacy Patcherのダウンロード
作業を始めるにあたってOpenCore Legacy Patcherをダウンロードします。
OpenCore Legacy Patcherを使用することでGUIによるmacOS のインストーラ作成機能が利用できるようになります。
以下のリンクよりOpenCore Legacy Patcherをダウンロードします。このガイドでは標準のOpenCore-Patcher-GUIを使用します。
macOS のインストーラを作成する
ダウンロードしたらOpenCore-Patcher.appを実行します。
▼ Patcher アプリが開くと次のメニュー (メインメニュー)が表示されます。
このステップでは作業に必要な起動可能なmacOS のインストーラを作成を行います。
▼ まずは、[Create macOS Installer] ボタンを選択します。
[Create macOS Installer] ボタンを選択すると次の2つのオプションが表示されます。
- Download macOS Installer (macOS のインストーラをダウンロードする)
- Use existing macOS Installer (既存のmacOS のインストーラを使用する)
このガイドではmacOS のインストーラを新規にダウンロードする必要がある場合の例を紹介します。
▼ 新規にmacOS のインストーラをダウンロードする場合には[Download macOS Installer]を選択します。
このオプションを選択すると現在利用可能なApple のインストーラ カタログをダウンロードし、選択できるリストが作成されます。
❶ カタログのダウンロード | ❷ 入手可能なmacOS のインストーラ |
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このリストにはOpenCore Legacy PatcherがサポートしているmacOS バージョンのみが出力されています。ここで選択したmacOS のインストーラはアプリケーションフォルダにダウンロードされ、インストールされます。
▼ ダウンロードが開始されます。
❶ macOS のインストーラのダウンロード画面 | ❷ ダウンロードした内容の検証 |
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▼ macOS のインストーラのインストールを続行するためにMacのパスワードを入力します。 (管理者アカウント)
▼ macOSインストーラの展開が始まり、アプリケーションフォルダにダウンロードされたmacOS のインストーラ (InstallAssistant.pkg)がコピーされます。
▼ 「Create macOS Installer?」と表示されたらダウンロード完了です。
このまま作業を続行しますので、[Yes]ボタンをクリックします。
▼ ダウンロードしたmacOS のインストーラを探索し、利用可能なmacOS のインストーラが表示されます。
❶ インストーラのスキャン | ❷ ダウンロードしたmacOSのインストーラを選択 |
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▼ Macに挿入されたUSBメモリを探索し、利用可能なUSBメモリやSDカードが表示されます。
※ 選択されたUSB メモリに保存されている全てのデータは消去されます。
❶ Macに取り付けられたストレージをスキャン | ❷ フォーマットするディスクの選択 |
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選択されたディスク (USB メモリなど)のフォーマットが開始される前に、操作について確認が行われます。
▼ 選択されたUSB メモリのデータが全て消去されることに同意できる場合には[Yes]ボタンをクリックします。
▼ USB メモリにmacOS のインストーラが書き込まれる直前に、Macのパスワードを求められます。入力して[OK] ボタンをクリックします。
macOS のインストーラの書き込みが開始されます。この作業の完了には20分から1時間半程度の時間が掛かる場合があります。
▼ 「Successfully created the macOS installer!」と表示されたらUSB メモリにmacOS のインストーラが書き込まれました。[Yes] ボタンをクリックして作業を継続します。
❶ macOS のインストーラの書き込み中 | ❷ ベリファイ | ❸ 書き込み完了 |
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ここまでの作業、お疲れ様です。
完了したら「OpenCore のビルドとインストール」に進みます。